県生協連からのお知らせ

消費生活相談員を招いて学習と懇談をおこないました。

 千葉県生協連では、9月21日に開催した2011年度第3回消費者問題委員会に、全国消費生活相談員協会千葉支部の前野春枝さんをお招きして、「消費生活相談の現状と課題」をテーマに学習と懇談をおこないました。
 前野さんから、千葉県の消費生活相談の概況、相談者の年代別割合の経年変化、行政が相談業務をおこなう根拠、消費生活相談の役割り、最近の相談の傾向、今後の課題などについて話をしていただき、出席者の体験を踏まえた質問や感想を交えて懇談をおこない有意義な学習、懇談の場となりました。

 最近の相談事例の特徴として、高齢者の相談や被害が増加していること、詐欺的商法、インターネット関連の相談が増加していることが指摘され、具体例として、貴金属の訪問買取り、震災関連での放射能測定器や水の通信販売・屋根修理に関する相談と被害、複数の業者を装った「劇場型」の高額な金融商品被害、社会問題となった和牛商法、アダルトサイトや出会い系サイトの被害と対策などについて詳しく話していただきました。

 今後の課題では、市町村の相談窓口の充実や千葉県消費生活基本計画の遂行、国民生活センターと消費者庁をめぐる問題などが指摘されました。

 学習会後の委員会では、日本生協連中央地連から消費者問題をめぐる全国の状況、県連事務局から県内の消費者問題に関する状況が報告され、各生協から最近の取り組みが報告されました。千葉県生協連の消費者問題委員会は、7生協が参加し、学習と活動の交流や共同の取り組みの検討を中心に年間6回開催されています。

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