県生協連からのお知らせ

食の安全推進委員会が株式会社 食研 千葉工場を見学しました

 千葉県生協連の食の安全推進委員会では、10月5日(水曜日)に厚生労働省が食品関連事業者に対して義務化を検討しているHACCPの実際を学習するために、日本生協連の冷凍食品を製造している株式会社食研の視察見学をおこないました。見学には、5会員生協、県連事務局から合わせて9名が参加しました。食研は、千葉市緑区の千葉工場と愛知県豊橋市の工場合わせて248名の従業員が働き、主に冷凍食品・食肉加工品と食品機能製剤を製造しています。

 はじめに品質保証部の佐渡山部長代理より食研の会社概要とHACCP構築状況についてスライドを見ながら説明を受けました。食研千葉工場では2013年にISO22000を取得していち早くHACCPに取り組んでおり、原材料の受入から最終製品までの各工程(50工程)ごとに、微生物による汚染や金属等の異物混入などの危害を予測し、あらゆる角度から食品の安全性についてリスク管理をしています。また社員教育にも力を入れており社内勉強会の開催や社員のモチベーションを上げるためのいろいろな取り組みがされていました。

 その後、工場内を見学し、原料の受入から原料検品、調味加工、充填、カツ製造工程、梱包、保管、製品検査室、細菌検査室など各工程ごとに丁寧な説明を受けました。見学後、参加者からの沢山の質問にも一つ一つ丁寧に回答していただきました。

 最後に髙橋社長より、消費者のニーズに寄り添い食品の安全と衛生管理を徹底するためにHACCPに取り組んだ経過や商品づくりに対する熱い想いについてお話を伺いました。

 参加者からは、「入荷から出荷まで徹底した管理をしていることがわかりとてもよかった」「社内の雰囲気もよく社員のみなさんの意識の高さも感じた」「安全な商品づくりにきちんと取り組まれているメーカーがさらに増えて欲しい」などの感想が出され、当初の目的に沿った有意義な視察見学となりました。


佐渡山部長代理よりスライドを見ながらの説明をうけました


工場見学へ


髙橋社長のお話を伺いました。

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