県生協連からのお知らせ

消費者団体千葉県連絡会 見て、聞いて、体験して、学ぶ 見学会 が開催されました

 生協連が事務局を務めている消費者団体千葉県連絡会では、毎年3月にテーマを決めて見学研修会を実施しています。3月6日(木)快晴のもと行われた今年度の見学は、東京大空襲・戦災資料センターと、ビキニ事件60年を迎えた第五福竜丸展示館で、平和の大切さと核兵器の廃絶について考える内容で行われました。

 9団体から19名が参加し、バスで、まずは東京大空襲・戦災資料センターへ向かいました。資料センターでは1978年にNHKで放送された番組を編集したDVDを鑑賞しました。当時の検証やそれらに関する国内外関係者のインタビューなどを収めたもので、東京大空襲がいかに綿密に計算された爆撃だったかが大変よく分かる内容でした。その後、大空襲当時8歳だった二瓶さんより、大空襲の体験談と戦災資料センター建設に至るまでの貴重なお話を伺いました。穏やかに語られるその口調からはうかがえない空襲当日の壮絶な内容に、目頭を押さえる参加者もいました。

 午後は、第五福竜丸展示館を訪問しました。館内に展示してある第五福竜丸の下で学芸員の方から、ビキニ環礁での水爆実験の実態、第五福竜丸乗組員の被害の様子や、その後の世論の動きと展示館の建設に至る経緯などを分かりやすく解説していただき、展示館内を見学しました。

 最後に同じ夢の島公園内にある、夢の島熱帯博物館を見学しました。


被害状況を地図上で説明する二瓶治代さん

身振り手振りを交え説明してくださった学芸員の方

 参加者からは「初めて知ったこともあり、参加してよかった」「もっとお話を聞きたかった」という感想が寄せられました。戦争の実相を知り、平和の大切さについて考えることができ、充実した1日となりました。

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