~平和のための学習交流会~
「子どもたちに平和な未来を2013」を開催しました
2013年12月9日、京葉銀行文化プラザにて「子どもたちに平和な未来を2013」を開催しました。この企画は2009年度から始まった「子どもたちに平和な未来を」の取り組みを引き継ぎ、平和の大切さと核兵器の廃絶について考え、各生協の活動を交流することを目的に開催しています。
今回は核兵器廃絶と世界平和の構築を目指し発足した「世界平和アピール七人委員会」メンバーであり、『世界がもし100人の村だったら』を出版された池田香代子さんを講師に招き、「『100人の村』の未来のために ~今私たちにできること~」と題した講演と協力団体から「千葉県原爆被爆者友愛会」、「日本赤十字社千葉県支部」、「千葉県ユニセフ協会」の活動報告をおこないました。
はじめに、池田香代子さんの講演では、「私たちが、今、何をすべきなのかを気付かせてくれる」お話を聴きました。「世界がもし100人の村だったら」の出版の印税から100人村基金を立ち上げ、難民救済の支援活動をおこなっていること、100人の村は環境問題から世界の貧困や食料、エネルギー問題にふれ、絵本となり世界に広がったこと、福島第一原発事故後に親たちが出産や子育ての悩みを抱え暮らしていることなど、幅広いお話をしていただきました。また講演の間に、橋本功氏の世界の核実験地図を視覚化したDVDが上映されました。最後に音楽をバックに「世界がもし100人の村だったら」の子ども編の一部が朗読され、参加者の感動を誘いました。
次に、協力団体から活動報告を行いました。
千葉県原爆被爆者友愛会会長青木茂さんから、再び被爆者をつくらないために被爆者援護法の改正を求める署名と非核三原則の法制化を求める署名を行っていること、語り部活動を実施していくために使途選択「赤い羽根共同募金」の活動を行っていること、被爆2世の今後の活動の在り方についてお話しいただきました。
日本赤十字社千葉県支部の花島彩子さんから、フィリピンの台風被害の救援活動の様子や日本赤十字の支援活動の強みは地域に多くのボランティアがいることです、とお話しいただきました。
千葉県ユニセフ協会の福本さんとボランティアスタッフから、親善大使の黒柳徹子さんの言葉からユニセフの活動を紹介し、できることを力を合わせて活動していきたいとお話しいただきました。
会場ロビーでは、友愛会「人間と原爆」、千葉県ユニセフ協会「子どもたちにやさしい地球を残そう」「ユニセフってなあに」、日本赤十字社千葉県支部「対人地雷の被害者」「連合軍捕虜局を訪れたジュノー博士」「赤十字通信の配達」などのパネルを展示し、多くの参加者が足を止め熱心に見入っていました。その他、池田香代子さんの書籍販売、「ふたたび被爆者をつくらない決意を世界に!現行法改正を求める請願署名」、「非核三原則の法制化を求める請願署名」と募金箱設置、ユニセフグッズの取り扱いをおこないました。
参加者からは、「池田さんに共感し、自分の判断がとても大切だと痛感しました。」「団体名は知っていても、活動内容は具体的にはわかっていなかったので、知ることができ今後の活動に活かしたいと思います。」など、多くの感想がありました。
参加者は204名、多くの折り鶴と「ふたたび被爆者をつくらない決意を世界に!現行法改正を求める請願署名」に48筆、「非核三原則の法制化を求める請願署名」に58筆の署名、共同募金に5,914円、日赤募金に1,652円が寄せられました。
池田香代子さんの講演の様子
友愛会報告 青木茂さん
日本赤十字社千葉県支部報告
花島彩子さん
千葉県ユニセフ協会報告 福本朋子さんとボランティアスタッフ
パネル展示の様子