県生協連からのお知らせ

「はたけの学校」「森(みどり)の学校」「海(さかな)の学校」
~千葉県の協同組合提携による食育学校が5年目を迎えました~

 千葉県では、県内の協同組合提携による「食育学校」(「はたけの学校」・「海(さかな)の学校」・「森(みどり)の学校」)が5年目を迎えました。この「食育学校」は、千葉県協同組合提携推進協議会に設置された「食育研究会」が6回の研究会を経て2007年3月にまとめた報告書に基づいて実施されています。農業、漁業、林業にそれぞれ恵まれた千葉県の特徴を生かした食育活動を、協同組合間の提携によって進めていくことを目的として、2007年度から「はたけの学校たまねぎコース」、「森(みどり)の学校」が開催され、2008年度に「海(さかな)の学校」が加わって現在に至っています。

 「はたけの学校たまねぎコース」は、JAちば中央会・JA長生と白子町の生産者の協力によって、毎年9月中旬に種まき、11月に定植、翌年3月に草取りと追肥、5月に収穫を行っています。それぞれの作業に合わせて、落花生やサツマイモ、葉たまねぎの収穫体験や試食、野菜に関するクイズやゲームなどを行っています。毎年、30区画の圃場を用意して生協の組合員30家族が参加しています。今年の3月17日(土)に今回のコースの草取りと追肥が行われました。

 「森(みどり)の学校」は、森林組合の協力のもとに毎回東庄県民の森で開催されています。4回までは、森林の観察と学習をした後、現地で伐採されたほだ木に電気ドリルで穴を開けてシイタケとナメコを稙菌し、参加した生協組合員が家庭に持ち帰って栽培してきました。今年の2月25日(土)に開催された第5回目は、森林についての学習の後、ミニチュア椅子やクリスマスツリーなどの木工クラフトを体験しました。毎回行っているきのこ汁の試食やシイタケのバーベキューも好評です。

 「海(さかな)の学校」は、県漁連の協力のもとに毎回富津市の海苔加工施設で開催されています。海苔について学習し加工場を見学して、実際の入札施設を使った海苔の模擬入札と昔ながらの海苔の「手すき」を体験しています。今年は、3月24日(土)に開催され、体験の後に行った海苔を使った地元の漁師料理「てっぽう巻き」作り、あさりの味噌汁や海産物の試食も参加した生協組合員に好評でした。

3月17日に開催された第5回「はたけの学校玉ねぎコース」の草取りと追肥
 

2月25日に開催された第5回「森(みどり)の学校」木工クラフト体験
 

3月24日に開催された第4回「海(さかな)の学校」海苔の手すき体験
 

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