県生協連からのお知らせ

国際協同組合年千葉県セミナーを開催

 11月19日に、千葉市生涯学習センターホール(千葉市内)を会場に、約200人が参加して、「国際協同組合年千葉県セミナー」が開催されました。このセミナーは、2012年国際協同組合年の千葉県における取り組みとして、千葉県協同組合提携推進協議会構成メンバーのJA関係、漁連関係、生協、森林組合および千葉県労働者福祉協議会、全労済千葉県本部、中央労働金庫千葉県本部が共同で主催し開催しました。

 千葉県協同組合提携推進協議会中村代表(JA千葉中央会専務理事)の開催あいさつと主催団体代表者の紹介の後、東京農業大学名誉教授の白石正彦氏が「2012国際協同組合年の意義と協同組合間提携の展望」と題して講演をおこないました。白石氏は、協同組合原則を中心に世界と日本の協同組合をめぐる課題について幅広く解説し、「人間尊重と協同の組織」の事業と運動を国際協同組合年を契機に一層発展させることの重要性を強調しました。

 続いて、千葉県旭市の大原幽学記念館副主査の猪野映里子氏が「大原幽学と協同組合」と題した講演をおこないました。猪野氏は、千葉県で活動し世界初の協同組合「先祖株組合」を結成した偉人としての幽学を、時代背景や、二宮尊徳、ロバートオーウェン、ライファイゼンといった協同組合の先駆者との共通点なども交えて紹介しました。

 2つの講演をとおして協同組合の価値と今後の課題について改めて考え、今後の活動につなげていく意義のあるセミナーとなりました。

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