県生協連からのお知らせ

消費者フォーラムin千葉 安心・安全な社会をめざして ~放射能問題を考える~

 5月24日(木)、千葉市文化センターアートホールにて「消費者フォーラムin千葉」が開催され、約390名が参加しました。多様化する経済社会の中で消費者一人ひとりがより良い消費生活を送れるように消費者教育及び啓発の推進と、消費者団体の活動成果の発表を通してお互いの交流を図ることが開催の目的で、例年この時期に開催されています。

 昨年発生した東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所の事故は、千葉県にも様々な影響を及ぼしており、消費者にとっても、現在、最も関心の高い問題となっています。そこで今年度は「安全・安心な社会をめざして~放射能問題を考える~」をテーマに開催しました。

 千葉県と県内20の消費者団体等で構成する実行委員会との共催で開催され、準備は2月からすすめてきました。実行委員会には、ちばコープ、パルシステム千葉、千葉県生協連が参加して準備や当日の参加、運営に協力しました。

 始めに、主催者として、千葉県から環境生活部次長渡邉吉郎氏が、実行委員会から千葉県消費者団体連絡協議会会長の和田三千代実行委員長があいさつをおこないました。

 次に、「消費者庁平成24年度消費者支援功労者表彰」が行われ、「ベスト消費者サポーター章」を受賞した千葉県消費者団体連絡協議会が表彰されました。

 最初のプログラムは、「福島県浜通り地区での活動を通して」と題して、東京大学医科学研究所特任教授の上昌広氏よりご講演いただきました。南相馬市民病院を中心に医療活動をされ『住民の方と一緒に問題を考えることを大事にしています。』と支援の経験とあり方を話されました。


上昌広教授の講演

 続いて、「安全な食品の提供を目指して」をテーマに、イオン株式会社品質管理部長の仲谷正員氏、直売所「かしわで」代表の染谷茂氏より2つの事例発表を行いました。流通、生産の立場から、『可能な限り安全な物を調達しなくてはならない。』と報告されました。

 講演、事例発表とも参加された方は熱心に話に耳を傾け分かりやすく勉強になったと大変好評でした。

 なお、ロビーでは消費者団体のパネルが展示され、生協からは、ちばコープ、パルシステム千葉が日頃の活動を展示しました。


ちばコープの展示


パルシステム千葉の展示


パネル展示の様子

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