環境シンポジウム2010千葉会議
明るく豊かな持続可能な社会の実現に向けて ~低炭素社会と生物多様性を考える~
今年で16回目となる環境シンポジウム千葉会議が、11月20日(土)、千葉市生涯学習センター大研修室にて開催されました。このシンポジウムは、市民、行政、企業のパートナーシップで企画開催されており、千葉県生協連は初回から実行委員会に参加し協力をしています。
はじめに桑波田和子実行委員長から開会挨拶がされ、市民・行政・企業3者のパートナーシップで開催できたことへの感謝と、講演、事例発表、パネルディスカッションへの期待が述べられました。
基調講演は「森から見た地球温暖化と生物多様性」と題して、清水善和氏(駒澤大学総合教育研究部教授)に講演をいただきました。清水先生は、森林を大切にし活用することが地球温暖化防止・生物多様性保全の両方に役立つのではないか、また、森の管理の仕方として、原生林は人為を加えず自然の推移にまかせ、二次林は適切な人為を加え目的の状態に保つこと、人工林は適切な施業を行い持続的な木材生産を行うことが必要だとの指摘をされました。
事例発表は、「スマートエネルギーネットワークの推進」と題して進士誉夫氏(東京ガス(株)スマートエネルギー技術センター所長)から、また、「里山・里海と生物多様性・・・南房総の現場から」と題して手塚幸夫氏(夷隅郡市自然を守る会事務局長)から発表がありました。
パネルディスカッションでは、「低炭素社会と生物多様性」をテーマに、コーディネーターに船木成記氏((株)博報堂企画開発部)、パネリストに今回講演発表をしていただいた清水善和氏、進士誉夫氏、手塚幸夫氏、それに子育てをしながらイタリヤ料理教室を開くなど多方面で活躍中の前澤由希子氏を迎えて熱のこもったディスカッションが行われました。
基調講演
パネルディスカッション