県生協連からのお知らせ

「食品防御について考える-食品安全のための新しい課題-」をテーマに学習会を開催

 9月18日、千葉市民会館小ホールで、奈良県立医科大学健康政策医学講座教授今村知明氏を講師に、「食品防御について考える-食品安全のための新しい課題-」をテーマにした千葉県生協連主催の学習会が開催され、5生協から約90名の役職員、組合員が参加しました。また、千葉県・千葉市・JA千葉中央会の関係者にも参加いただきました。

 日本生協連の冷凍ギョーザ事件を検証する委員会の委員でもある今村氏は、この事件の様々な性格や食の安全問題におけるマスコミ報道に関する調査結果について触れた後、食の安全に関する3要素、「FoodSecurity(食の安全保障)、FoodSafety(食の安全)、FoodDefense(食の防衛)」について説明されました。

 続いて、今回の事件が提起した新しい課題である「食の防衛(食品防御)」について欧米の現状や国内の状況について説明、食品を狙った犯罪やテロを防止するために生産工程や流通過程でのチェックリストを中心とする具体的な対策について、自ら研究されている内容をもとに現状の問題点や今後の課題を含めて話をされました。

 今村氏の、体験を交えたユーモアのある語り口は時に会場の笑いを誘い、講演終了後のアンケートには、「難しい話だと思ってきたがとても分かりやすかった」、「とても勉強になった」など、熱心な感想が書かれたアンケートが参加者の半数以上の50名から寄せられました。

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