【3.11を忘れない】災害援護資金で生活再建を果たした利用者に寄り添う
- 2018.06.08
- 東日本大震災被災地からの情報
≪シリーズ・3.11を忘れない≫ みやぎ生協から被災地・宮城のいまをお伝えします
災害援護資金で生活再建を果たした利用者に寄り添う
災害援護資金は、自治体が被災者に対し、生活を建て直すための資金を貸し付ける制度です。東日本大震災では、多くの被災者が制度を利用して生活再建を図りました。一方、昨年から償還(返済)が始まったことで様々な課題も浮上してきています。
石巻市は7年間で3,049世帯に約64億円の貸付を行ないました。1世帯当たり約210万円の貸付額です。返済は6年の猶予期間を過ぎたところから始まり、償還期間も借りた時から13年以内と決まっています。
石巻市生活再建支援課は、「納期を待たずに繰上償還をするなど、できるだけ早く返そうという動きがある一方で、“返せない”と言う方々も顕著化してきている」と話します。
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